埼玉・青森【虫編】0泊5日の夜行バス旅で出会った生き物たち【動物園や公園のほ乳類・昆虫など】
こんにちは、とらをです。
6月25日から29日かけて挑戦した、夜行バス0泊5日の旅。その様子を、日程に分けたり料金を計算してみたりしてみました。
1回の旅でジャンル別にたくさん報告できるのはとっても嬉しいことですが、私がとくに楽しみにしていたのはいきものとの出会いです。とくに埼玉県ではいろんないきもの(主に昆虫)を激写できたので、誰も興味ないと思いますがひとつずつご紹介していきます!
埼玉県のいきものたち
(大宮公園・日本庭園内のカラス)
まずは、大阪を出発して向かった埼玉県のいきものたち。
埼玉1日観光の詳細は以下にまとめています。(けっこう濃密だったので2記事になりました)
大宮公園・無料動物園
無料動物園に入る直前に出会ったウラギンシジミ。止まっているときは真っ白なのに、飛ぶと黒っぽく見えるのが不思議なシジミチョウです。
動物園のゲートをくぐって左手に入っていくと、ニホンリスがお出迎え。ケージ別に数匹飼育されていましたが、もれなくご飯タイムでした。
こちらは鳥ゾーンに入る前に見つけたシオカラトンボ(かな?)。トンボの同定はあまり得意ではないのですが、頭のわりに大きすぎる目が魅力的です。
めちゃくちゃ距離が近いオオフラミンゴ。この3羽がずーっとケンカしていました。目がこわい。
フラミンゴの看板前にたたずむクロトキ。名前から真っ黒なトキをイメージされがちですが、黒いのは頭部や足だけです。モノクロ感が強烈。
フラミンゴと一緒に水浴びをするシロトキ。…あ、こっちはアカトキとかじゃないんですね…。
翼がきれいなシラコバト。日向まで歩いてはこうして羽根を広げていたのですが、日光浴的な感じでしょうか。キジバトの仲間ですがとっても美しいです。
フラミンゴたちを遠くから見守っている風なインドクジャク。真っ白なクジャクなんていたっけな?と思っていましたが、インドクジャクの突然変異で生まれたシロクジャクなのだそうです。
白変種と言われる突然変異ですが、よく聞くアルビノとはまったく違います。アルビノは突然変異ではなく遺伝子疾患と言われるもので、メラニン色素の欠乏が大きく関わっています(ややこしい)。
お次は霊長類ゾーンのブラウンケナガクモザルです。なんて覚えやすい名前…。クモザルという名前がぴったりの長い手足と尾を持っています。手足に加えて尾まで使ってぶら下がっていることが多く、その姿がクモのように見えたことが由来となっているのだとか。顔小さいし、スタイル抜群です。
表情が独特すぎるフサオマキザル。カメラを向けると哀愁の漂う顔をこちらに向けてくれました。
なんて可愛いお顔…!最近知名度を上げつつあるアカハナグマです。犬のようなタヌキのような、はたまた狐のような…大人になっても可愛い珍獣ですが、少なくともクマには見えないですね。
草をむしゃむしゃ食べ続けるカピバラ。動物園の人気者なのでよく見かけますが、毎回「意外と大きいなあ」と驚かされます。
日陰でウトウトするブチハイエナ。ずっと見つめていると人間のようにも見えてくる不思議。
この日は日照りも強く、ツキノワグマがつらそうに寝転んでいました。暑いと何もしたくないですよね、分かります。
トリの目が苦手な方いらしゃったらすみません。ジュズカケバトのドアップ写真です。口が半開きのときにシャッター押してあほ面になってしまいました。
キリっと勇ましい表情のアナホリフクロウ。あわよくば連れて帰れそうなくらい小柄なフクロウですが、国内で飼育している施設は少ないのだそう。10分くらい見つめていると、いろんな表情を見せてくれます。
体と頭がアンバランスすぎるホロホロチョウ。
つぶらな瞳がキュートなクビワペッカリー。知名度が低いのはなぜでしょうか。めちゃくちゃ可愛いです。
比較的広いスペースに数匹で飼育されているリスザル。網越しでは手が届くか届かないかくらい、ガラス越しでは目の前で見ることができます。かわいい…。
突然のゴミ…じゃなくて、ゴミのようなものを背負って歩く虫。この子はいったい誰なのでしょうか?アリのようにも見えましたが、上の荷物が大きすぎて確認できませんでした。
シャクガの仲間でしょうか。小さすぎてピントが合いませんでしたが、ガは触覚が可愛いのです。
こちらは庭園内の葉っぱでポージングしていたササグモ。かなりシャキッと立っているように見えましたが、どこかを見ていたのでしょうか。
国営武蔵丘陵森林公園
さて、次は閉園2時間前に駆け込んだ武蔵丘陵森林公園のいきものたちです。
上の昆虫はオオヒラタシデムシ。木の多い場所だとしょっちゅう見かけますし、たまに轢かれてしまった個体も発見します。
ゴキブリみたい!とよく言われますが、ゴキブリよりはゆっくり歩くので可愛らしいですよ。
葉っぱのてっぺんにいたオジロアシナガゾウムシ。白と黒の色合いからパンダゾウムシとも言われていますね。真っ黒でクリクリなお目眼がめちゃくちゃ可愛いです。
仲良しオオヒラタシデムシのペア(交尾中)。公園内で同じような風景をかなり見ましたが、どのペアもゆっくり歩いて移動していました。歩きながら交尾してるのか…?
ちなみに写真だと少し分かりにくいですが、おんぶされているのがオスで、交尾中は下のメスの触覚を咥えます。
何かいそうな地面を見ながら歩いていると、見つけました。ジャノメチョウです。近づくとすぐに逃げてしまうので上手く撮れなかったのが残念。
こちらはムシヒキアブの仲間でしょうか?知らずに近づくとどでかい羽音を立てて飛んでいくので驚きます。もう少し控えてくれると嬉しいのですが。
シャクガの仲間でしょうが、詳しい名前が分かりません。羽はきれいな柄で、キリッとしたお顔が素敵でした。
シャクガのすぐ近くを飛んでいたウラナミアカシジミ。小さいですが、翅の色が明るいのですぐに見つけられます。
またまた登場しました、オオヒラタシデムシ。…と、その幼虫。……と、小さいハエ。3匹でそろってお食事中です。オオヒラタシデムシの幼虫ははじめて見ましたが、なんだか三葉虫を思わせるフォルムをしていますね。
3匹の食卓から目を離してすぐ、せわしなく歩き回っていたクロモンサシガメ。顔が可愛らしいので正面から撮りたいのですが、触ると刺されて激痛(らしい)ので諦めました。
なんと、道路に堂々とナナフシモドキが…!成虫は木の上で枝に成りすますので見つけるのが難しいのですが、こいつはなかなか度胸がある奴です。しかし足は2本がもげて4本しかありませんでした。どこかから逃れてきたのかもしれません。
このままそっとしておけば良かったのですが、この道は車も通るため草むらに誘導することに。捕まえて足取れたらどうしよう…ということで、お尻をちょんちょん突いて歩かせました。
思いのほか猛ダッシュしていたので少々引き気味でしたが(ナマケモノのイメージがあった)、草むらに到達したあとは写真のような体制でピタッととまりました。オン・オフの切り替えが素晴らしい。
入り口まで戻る途中で見つけたカノコガ。ぶっとい体のわりに翅が小さい気がします。
2度目のアブ。カメラ目線でお願いポーズ。需要がないのは分かっていますが、撮らせていただいたのでご紹介しておきます。
見るからに大きなハチが飛んでいたのですが、これはスズメバチでしょうか?詳しい種類は分かりませんが、意外と羽音が小さいので驚きました。
青森・弘前公園の動物
お次は青森県でのいきものたち。
弘前公園に遊びに行ったのですが、意外と虫が少なくて収穫はありませんでした。この日は食べ物がメインの1日でしたね(幸福)。
上の写真は池で泳ぐコイ。平日の夕方だったからか人も少なく、水彩画に出てきそうな静かな時間が流れていました。
こちらは公園の外濠で見つけたカモ。カルガモでしょうか。このあたりは、春には桜が満開になって綺麗な景色が見られるようです。
カモの近くで毛づくろいをしていたオシドリ。野生のオシドリははじめて見ました。写真のような綺麗な毛色をしているのはオスだけです。
と、東京は…
東京でもいきもの探しがしたかったのですが、今回は大都会の目黒・東京駅あたりを歩き回っていたので空(ビル)ばかり観ていました。
気持ち的にも木を見つけては葉っぱの裏を…という感じではなかったので、次回の東京探索でリベンジしたいと思います!
というわけで、夜行バス旅0泊5日で出会ったいきものたちのご紹介は以上です。これからの暑い季節は、沖縄方面の固有種なんかも発見しに行きたいですね!