【虫編】百舌鳥古墳群~大仙公園で見た初夏の昆虫・爬虫類たち【大阪・堺】
大阪が誇る世界的な遺産、百舌鳥・古市古墳群。そのうち、百舌鳥古墳群と大仙公園をレポートしました。古墳はもちろん素晴らしいですが、日本庭園の美しさには驚かされました。
そして、やはり虫編ができました。昆虫のなかでもバッタ類は幼虫が多かったりするのですが、今回は翅アリの昆虫(飛ぶ虫)がたくさん見られたのでご紹介していきます!
まずは、小さな木の小枝に止まるコシアキトンボ。翅の付け根の黒色が特徴的で、飛んでいるところを下から見ると巨大な体を持っているようにも見えます。上の写真のように、模様が黄色いのはメス。
たいして、白っぽいのがオスです。古墳周辺や公園内のいたるところで見られました。写真も10枚以上撮れました。
電柱のような柱の高い位置に止まっていたオオトビサシガメ。地味なくせに、触ると刺す容赦のないヤツです。ぶっとい脚もなかなかの威圧感。
児童の森付近で見つけたガ。あまり自信がありませんが、クロフタオビツトガでしょうか?極小なので、飛ばないと見つけられません。
2匹で向かい合うササグモ。何度見てもいかついトゲをしています。下のクモが上のクモをしきりに突いていましたが、いったい何をしていらっしゃったのでしょうか…。
日本庭園内で、岩に同化していたニホンカナヘビ。なんというか、もうほぼ恐竜です。日向ぼっこ日和だったので、庭園内では5匹くらい目撃しました。かわいいなあ。
真っ黒な体に青い光沢を輝かせるルリチュウレンジ。翅音がうるさいのでハエのようですが、ハバチの仲間です。幼虫はツツジの害虫として有名ですね。虫と人間が共存できる時代はいつくるのだろう…。
頭から尾まで濃い紅色をしたショウジョウトンボ。見れば見るほど赤いです。ちなみにこんなに赤いのはオスだから。メスはキトンボのような、黄緑や薄い黄色を混ぜたような、くすんだ色をしています(説明難)。
庭園内にたくさん咲いていたガクアジサイとキムネクマバチ。このツーショットはめちゃくちゃ綺麗です。クマバチの体についた花粉も可愛らしいですね。
こちらは同定できなかったのですが、ニセヒメクモヘリカメムシでしょうか。体調2センチくらいで、細長い体をしていました。
遠くにめちゃくちゃ可愛いカメムシがいる!!と思ってズームしてみたら、クサギカメムシの幼虫でした(おそらく)。触覚の黄色いチャームポイントが最高。
池からエサをせがむコイ。人に慣れているのか、私が池をのぞくと目を合わせてお口パクパクしていました。
日本庭園から出て、シロツメクサ畑で見つけたベニシジミ。自分が美しいことを知っているのか、写真を撮っているあいだずっとポージングしていてくれました。
いこいの広場で激写したツバメシジミ。翅が紫色をしているのはオスだけで、メスは黒っぽいのですぐに判別できます。翅がボロボロなのが心配ですが、このあと元気に飛んでいきました。
今回の散策ラストで撮影したムラサキシジミ。翅を閉じた状態ではただの茶色いシジミチョウですが、開くと名前の通り紫色をしています。残念ながら綺麗な紫色は撮らせてもらえませんでした。悔しい!
(茶屋庭園で昼寝するネコ)
このほかにもアゲハやアオスジアゲハなど、何種類かのチョウを見ましたが飛ぶのが早すぎて撮れませんでした。しかも、昆虫レベルが低い私は止まったチョウの翅をじっくり見ないと同定できないのです。うーん、アオスジアゲハはなんとか激写したい。
これからもっともっと虫が見られる季節になるので、みなさんも草むらや木の枝に注目してみてくださいね!