【赤目五瀑】滝を見るなら赤目四十八滝へ!三重県で森林浴ができる国定公園【電車・バス旅】
最近はどんよりした天気が続いておりましたが、本日6月14日、ついに晴れ予報が出たので行ってきました、三重県・赤目四十八滝!
国定公園となっているこちらの渓谷は、オオサンショウウオの生息地としても有名です。また、平成の名水百選・日本の滝100選・森林浴の森100選・遊歩100選にそれぞれ選ばれている実力派観光スポット。
渓谷は全体で4キロ程度の距離で、ハイキングで往復に要する時間は3時間程度とされています。そんな豪華でお手軽な赤目四十八滝をレポートしていきます!
赤目口駅からバスで10分
最寄り駅は、近鉄大阪線の赤目口駅。そこから三重交通バスに乗って10分で到着。
※本数が少ないので、行きはもちろん帰りのダイヤも必ず確認しておきましょう。
三重交通ホームページから検索できます。
10分後、赤目滝に到着!平日の朝イチだからか、バスの中も現地もめちゃくちゃ人が少なかったです。写真撮りたい放題。コケなどの植物をむやみに踏まないよう気を付けましょう。
これはまだ入山する前の道にあるじゃんじゃの水。このときは分からなかったのですが、山と川に囲まれているので気温が低く涼しい気候を感じられます。
いざ、入山!
予想よりはるかに静かな風景を見渡しながら、入山料400円でチケットを購入して入山。400円はお手軽です。ちなみに小中学生は200円。
チケットを買ってすぐ、日本サンショウウオセンターに入ります。その名の通り、大小・種類もさまざまなサンショウウオたちを見ることができます。しかも、手の形や目まではっきり見えるくらい間近。推定年齢も書いてくれているので、動物園などで見るよりも親近感が湧くかも。
サンショウウオセンターを出ると、ドドーンと広がる渓谷が…!川のほうからは、カジカガエルの美しい鳴き声もたくさん聞こえてきます。
これだけは見たい!赤目五瀑
赤目四十八滝では、じつに23もの滝を観ることができます。そのなかでもとくに大きい5つの滝を赤目五瀑(あかめごばく)といい、来たからには5つとも見ておきたい滝です。23個すべての滝をご紹介する前に、まずは赤目五瀑から見ていきましょう!
※四十八滝の名は「48個ある」のではなく、「それくらいたくさんある」という意味です。
不動滝
1つ目は、高さ15メートルの「不動滝」。不動明王にちなんで名づけられた大きな滝です。「滝参り」では、この不動滝にお参りすることを意味しているのだそう。
千手滝
2つ目は、不動滝と同じく高さ15メートルの「千手滝」。名前の由来は“千手のように落水する”ということですが…この写真だとちょっと分かりにくいですね。水の量が多かったのかもしれません(言い訳)。
この千手滝付近で、可愛らしいキセキレイの姿を収めることができました。
チョコチョコ歩いて可愛いな~と見とれていましたが、何か虫のようなものを食べてました。
布曳滝
3つ目は高さ30メートルの「布曳滝(ぬのびきたき)」です。確かに布をかけたような水の流れを感じますね。写真だとあまり伝わらないかもしれませんが、水の落ちる強さがすごいです。
荷担滝
4つ目は、高さ8メートルの「荷担滝(にないだき)」。大きな岩を挟んで2股に分かれる特徴的な滝です。川が岩に肩車してもらっているみたい。
荷担滝の上にはもうひとつ滝があり、このポイントは渓谷随一の景観と言われているのだとか。確かに、上手なカメラマンが撮影したらめちゃくちゃいい写真が撮れそうです。
ちなみにこの荷担滝は、映画『赤目四十八滝心中未遂』のクライマックスシーンに登場する有名な滝でもあります。若き日の寺島しのぶさんや大森南朋さん、新井浩文さんも出演されているので気になる方は一度観てみてくださいね。
琵琶滝
赤目五瀑ラストは、高さ15メートルの「琵琶滝」です。文字通り、琵琶に似ていることからこの名前が付きました。滝にえぐられてできた滝つぼの色の深さがすごいです(見えませんが)。
・・・と、大きな滝を5つご紹介したところで力尽きてしまいました。残り18滝については後日、別の記事でひとつずつご紹介していきます!(追記:更新しました!)
今回の滝たちよりも綺麗に撮れた写真もたくさんあるので、興味がある方はぜひ見てみてくださいね。
そして、恒例の虫編もやると思いますやりましたので、苦手でなければ覗いてみてください!